あっという間に年が明けてしまいました。
これから4月までは怒涛の4ヶ月が一瞬で
過ぎていくことになるでしょう。
年が明けたら4ヶ月くらいが本当にあっと
いう間です。
1月は『行く』2月は『逃げる』3月は
『去る』とは良く言ったものです。

年末年始は飲みに行く機会が増えます。
年末は言わずと知れた忘年会、年始は賀詞
交歓会と言う名の新年会が何度となく開催
されます。昨年の忘年会は、それほど多く
なかったですが、5件くらいあったと思い
ます。問題はメンツと場所です。
気の置けない仲間とご飯を食べたり飲んだ
りするのは、特に問題はありません。接待を
しないといけない相手との席はそれなりに気
を使います。
当然、居酒屋という訳にもいきません。
都内で開催となると相手の趣向もありますが、
食事→飲み屋という流れになります。
最初のハードルは食事です。
実はボクは夕食をあまり食べません。
普段からそうです。自宅でもご飯は茶碗に
半分くらいです。決してダイエットが目的では
なく、毎晩晩酌をするので、酒の肴を2、3品
食べたら十分なのです。ある医者が言っていま
したが「夜は寝るだけなので夕食なんて少し食
べれば十分なんだ」と。I think so です。

なので夕食は相手とのバランスがまず取れませ
ん。下手をすると前菜でお腹が一杯になったり
します。
和食のコースですと7品くらい出てきます。
ボクは先付と八寸くらいで十分ですが、そんな
注文をお店は受けてくれません。
相手との料理のバランスが著しく違うと相手も
戸惑いますから、ここは我慢なのですが、やた
ら残すのも行儀が悪いし、体調が悪いと勘違い
されても困るので、必至に食べます。
そうするとどうなるか→気持ち悪くなります。

ryokan
(この手のコースが最も不得意です。
見ただけで胸が一杯になります)

ですから、相手には食べて頂き自分は極力食べ
なくてもいい料理を探すしかありません。答え
は寿司です。
刺身を適当に出してもらい相手に勧めつつ、
自分は3、4貫で終了するというとっておきの
技が使えます。しかも多少高級感があるので、
接待ぽさが演出できます。
食事の後は「ちょっと一杯いきますか?」と
言うのが大人の礼儀です。
食事中も飲んでいるので、この場合の
『一杯いく』とは当然お姉さんがいる店を差
します。
ここで第2のハードルです。
どのお店を選択するか?です。

例えば銀座を例にしましょう。細かい数は知り
ませんが、間違いなく銀座には1000軒以上の飲
み屋さんがあります。スナック、キャバクラ、
ザ・クラブなど多種多様なお店があります。
個人的にキャバクラは好きではないので、スナ
ックかクラブになります。問題は単価です。
銀座はとても恐ろしいところです。
地方であの値段を取ると、間違いなくキャッチ
バーだと言われます。ただしピンキリで1人
1万円くらいで飲めるクラブもあれば、座って
10万というお店もあるそうです。
そんな恐ろしいお店を開店してはいけないと思
います。銀座のクラブは原則として一見さんお
断りなので、間違ってそういうお店に入ること
はないそうです。というより入店させてもらえ
ないようです。
こういうのを銀座のセイフティーネットとでも
いうのでしょうか?

何度か高級クラブというところに足を踏み入れ
たことがありますが、まぁ美しい女性たちが蝶
よ花よと舞っています。
お話も上手ですし、何より品があります。
接待にはもってこいだと思いますが、いかんせ
んご料金が素晴らしいです。もし高級クラブに
行く機会があったら会計の時は値段を確認せず
にサインをすることをお勧めてします。
そうしないとお店を出た後に空を見上げること
になるからです。見上げないと間違いなく涙が
こぼれます。楽しいままで帰り、自宅のトイレ
でポケットからこっそり明細を取りだし確認す
るのです。そこで全てを飲み込み愚行を噛みし
めるのです。

あくまで先方に気持ち良くなって頂くことが
目的なので、そこは腹を括ってお連れします
が、自分では先ず行くことはないと思います。
以前うちの奥さんにこんなことを言われまし
た。
「私だって3万円ももらえるならお酌もする
し、彼方に気くらい使いますよ」と。
そりゃそうですよね。
そしてこんなことも言われました。
「多分私にお金は使わないんでしょうから、
気ぐらい使いなさいよ」と。
気配り、目配り、心配り、
これを今年の目標にしたいと思います。