前回のブログで結石のご報告をしましたが、多くの方に

ご心配を頂き大変恐縮しております。

そんなことで続報をお送りさせて頂くことにしました。

 

本日も数名から「様子はどうですか?」とご心配を頂いている様子なので、簡単に

ご報告させて頂きます。

5/25(土)に激痛に襲われ、急患で某県立の総合病院に行った訳ですが、そこで

当直医に「月曜日の朝一番で来て、泌尿器科で診察を受けてください」との指示が

ありました。当然、その指示通りに病院に行ったのですが、これが大変でした。

予約なしの受診なので、待つことは覚悟していましたが、1時間経っても2時間経っても

呼ばれる気配がありません。結局、名前を呼ばれたのが受付から3時間後の11時半。

診察室に入ると

医師:「どうされましたか?」

ボク:「土曜日に急患で来てCTを撮ったら、結石との診断をされ、今日来るように言われたので

来たんですが」

医師:CT画像を見ながら 「あぁ~、これは結石ですね」

ボク:(知ってますよ!)「大きいようで超音波破砕した方がいいと言っていましたけど…、」

医師:「そ~ですね、割った方が早いと思いますが、その機械はうちにないんで紹介状を書きますから」

ボク:!”#$#%’&!&%$e)「あぁ…、お願いします」

医師:「立て方向の画像も欲しいので、レントゲンを撮ってまだ戻って来てください」

 

で、そのレントゲンで約小1時間待たされ、都合4時間の滞在となりました。

その日の結論としては、紹介状を書くので金曜日に取りに来てください。という説明でした。

紹介状を書くという説明のために、4時間は少々長いのではと思いながら、病院を後に

したのです。多少の憤りもありましたが、これが病院のシステムなんでしょうから仕方ありません。

そして、金曜日に病院に確認の電話をすると「まだ出来ていない」との返事。

結局、翌週の火曜日に紹介状&画像データを取りに行ったのでした。

 

その紹介状を持参して、早速、破超音波砕ができる病院に行き診察を受けたわけですが、結石の

診察のマストは検尿です。毎回、診察の度に検尿を指示されるのです。最初は時間が掛かっていた

検尿も、もう慣れたもんです。トイレに入って数秒でコップに注入することが可能になりました。

この調子でいくと、紙コップを見ただけでオシッコがしたくなるという、パブロフの犬状態になるのではな

いかと心配が募ります。

 

そこの病院のドクターの所見では、「10mm以上の結石なら迷わず破砕だが、5mm~10mm未満は

微妙なんだ」とのこと。ボクの石のサイズはタテヨコ7mm前後でしたから、薬で時間を掛けて溶かすか、

機械で割るかの判断が分かれるサイズだったようです。早く処理したい旨を伝えたところ、割ることに

なりました。

 

善は急げ!という事でもないでしょうが、その週末の金曜日の午後がちょうど空いているから、という事で

早々に石を割る日程が決まったのです。石を割る施術は正確に言うと『体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

と言うそうです。衝撃波を石にピンポイントで当てて、砕いて尿と一緒に出してしまう段取りです。

 

緊張の1回目の破砕でしたが、心配した衝撃波の痛みはほぼ感じること無く(座薬の効果かも)、順調に

進んでいったのですが、その反面1時間の間、身体を一切動かしてはいけないという苦痛が待っていました。

身体が動くとミリ単位で合わせている石のポイントがずれる訳ですから、当然と言えば当然なんですが…、

これは想像以上にキツかったです。

 

そして2週間後に2回目の施術となりました。

「1回目で痛みにも慣れたでしょうから、今回は衝撃波の強さを80%まで上げていきましょう」と

言われたのです。一瞬、嫌な予感が脳裏をよぎったのですが、前回大した痛みもなかったし、

男子たるもの痛みにビビッちゃいけません。勝手にやって頂戴な、と言わんばかりの余裕の表情で

「どうぞ、どうぞ」と技師の方に伝え、軽く男気を見せてやったのでした。

しかし話しを聞くと、どうやら前回は60%くらいの出力でやっていたそうで、ご挨拶程度の強さだった

そうです。道理で大した痛みも感じなかった訳です。

今回、開始直後こそ軽めの強さでしたが、徐々に出力を上げていき、さすがに70%を超えた辺りから

内臓に響く痛みが強くなり、最後の15分間は出力80%の強さまで上げられた時には、ボクの顔には

全く余裕の表情は無かったのでした。当然、座薬は入れてあるんですが、それでもギリギリ耐えられるか

どうかの痛みを感じながらの15分間は、まさに拷問です。体の上に掛けていたバスタオルの端を握りしめながら、

最後の5分間が永遠に終わらないかのような錯覚を感じたのでした。

会計を終えた後しばらく受付のベンチから立てない状況に、我ながらよく頑張ったと、ささやかなエールを

送ったのです。

 

術後にレントゲンを撮ったのですが、1回目同様に、石の形にほぼ変化は無し。

ドクター曰く「この石、硬いねぇ~」

一般的には、何回くらいで割れるのかと訊ねたら、2~3回で割れるとのこと。

ただしレントゲンで真っ白に映っているから、かなり硬い石だろうと言われ、少し長引く可能性を示唆

されたのです。「ちなみに一番回数をやった人は何回くらいですか」との質問に15回との回答。

それには絶句しました。

 

2回目の施術を終え、痛みと不安に襲われているボクへ、結石経験者からメールが届きました。

当時小4くらいのジュニアのお父さんとして、ほぼ毎週のようにお越し頂いた方でした。今そのジュニアは

25、6歳になっていると思いますから、かれこれ15年以上のお付き合いになります。

どうやら前回のブログを見られたようで、経験者としてのアドバイスとも激励とも言えない、有難いものでした。

メールを紹介します。

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そのうち膀胱に落ちて尿道から出ます。その時が一番痛いです。
放尿時急に激しい痛みと共に尿が止まって血が出ます。
その時慌てずカリクビを握ってチンコをオナニーのようにシゴイテ踏ん張って一気に放尿すると
石が楽に出ます。僕の時はクスリのカプセルの一回り大きい石が出ました。軽石のようで周りはトゲトゲ
してました。見るからに痛そうな石でした。

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このメールがボクの不安を駆り立てたことは言うまでもありません。

ましてや、シゴイテ踏ん張って一気に放尿などという高度なテクニックを駆使する自信もありません。

逆に男の生き様のようなものを教えてもらったような気がします。

 

親父さんありがとうございます。