大井松田ジカップ2019第6戦 レースリポート

どんよりした雲に覆われた空に天気の不安を感じながら第6戦はスタートした。
午前中に一瞬だけ雨を感じたが午後には天気は好転し、Tシャツでも過ごせる天気となった。結果として1日を通してドライ路面でのレース開催となった。

今回はレンタルT4、MZカデット、TIA-Jr、KTオープン、SSの5クラスでの開催となった。

T4クラス

今回の注目はレーシングカートの経験豊富な高瀬が第4戦以来の参戦となった。その高瀬は、予選1で2位、予選2で1位、予選3で4位と常に上位フィニッシュし決勝はPPスタート。終盤まで高瀬がレースを引っ張る展開となったが、和田がジリジリその差を詰め最後に高瀬をパスして悲願の今季初優勝を遂げた。

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T4クラス
優勝:和田伊佐央、2位:高瀬巧、3位:松澤俊樹

MZカデットは来年からレギュラークラスに昇格することになっており、今年はプレでの開催となる。TTトップは宇山、予選1の1位は市川、予選2の1位は宇山、決勝グリッドはTT上位の宇山がPPを獲得。レース序盤はトップ2台の熾烈な争いが展開されていたが、2番手市川が5コーナーでトップ宇山に仕掛けたが、失速しその差を広げることとなり、宇山はそのままか逃げ切りトップでチェッカーとなった。

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MZカデットクラス

優勝:宇山 翔、2位:市川颯空

TIA-Jrは5台でのレース。4戦終了時点で2勝を挙げている種田がポイントリーダー。12ポイント差で種田を追いかける辻戸としては、今回はなんとして勝利を上げたいところ。
このTIA-Jrはブリティッシュスタイルレースで予選3ヒートのグリッドは乱数表で決められている。TTは種田が1番時計、予選1は高橋、予選2が種田、予選3が辻戸。誰が勝ってもおかしくない状況で決勝を迎えた。決勝はトップ3台が熾烈なバトルで気が休まらない展開となったが、ペースが上がらない種田を2番手辻戸が執拗に仕掛けるが、種田も応戦し、トップを譲らず粘り勝ちとなり今季3勝目を挙げシリーズチャンピオンに大手を掛けた。

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TIA-Jrクラス

優勝:種田孝樹、2位:辻戸孝公、3位:高橋空雅

KTオープンクラス

今季最多エントリーの9台となった。シリーズをリードしているのは、今季3勝を挙げている岩崎。勝利するとハンディが課されることクラスは、1勝目で5kgプラス、2勝目でリストリクター制限となる。同様に上杉も2勝挙げているので2つのハンディが課されている。そんな中、今回のレースで完全勝利を果たしたのは佐久間幹太だった。TTから決勝までオール1位の完璧なレースで圧勝で勝利を手にした。初めてコースに呼んだ彼女の存在も大きかったのではないだろうか!2位でフィニッシュした岩崎は最終戦を待たずにシリーズチャンピオンとなった。

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KTオープンクラス

優勝:佐久間幹太、2位:岩崎康一郎、3位:加藤尚音、4位:五島敏郎

SSクラス

5/19以来レース参戦していなかった『神様』こと村杉がチャレンジカップに戻って来た。TTから予選2までオール1位で決勝PPを獲得した村杉。序盤で2位の木下が攻めたが、その差は広がり続け村杉の勝利はほぼ確実だと思われた。しかしレース中盤、村杉は急にスローダウンとなる。そのまま惰性で走りピットインと同時に車検場へ行きリタイアとなった。後で分かったがアクセルワイヤーストッパーの金具が外れるという、通常ではあり得ないトラブルによってのリタイアだった。労せず2位の木下が勝利を挙げシリーズチャンピオンも決定した。

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SSクラス
優勝:木下藍斗、2位:西家寿一、3位:永沼眞乃介