明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
当社は1月2日から仕事始めとなります。12月30日は一般営業はしていませんが、午前中は毎年、多くのボランティアの人が集まって頂き大掃除をやるので、実質会社のお休みは12月31日と1月1日の2日間だけとなります。この生活を20年以上続けているので、特に苦になることもなく、ましてや自分は経営者なので辛いという感覚もありません。

周りからは「えっ、2日から仕事なの!大変ね」と言われますが、その分、空いている平日に休みが取れるというメリットもあります。更にいうと輸送、物流に従事されている人や郵便配達の人は、お正月も関係なく働いていらっしゃいます。まだ2日間だけでもお正月が休めるのは有り難いことです。

なので毎年、年末年始の大半は家でゴロゴロしています。今まで31日の夜は知り合いのお鮨屋さんに行き、年越しそばのお手伝いをしていました。そのお鮨屋さんは、常連客の方にサービスで年越し蕎麦をお出ししているので、そのお手伝いです。ちなみにボクも20年近く通っている常連客なのですが、そこの大将とは旅行に行ったりする仲なので、大晦日は裏方に回ってお手伝いしていた次第です。厨房でかき揚げを揚げて、そばにのせてお出しするのです。最初は普段着でやっていたのですが、それでは面白くないので、時には作務衣を来てベテラン職人になりすましたり、時にはワイシャツにネクタイを締め、その上に白衣を着て更に職人さんの白い帽子を被って、高級てんぷら屋の職人になりすましたこともありました。
ただ今年はお店が忙しくてお蕎麦はやらないと聞いたので、今年の大晦日は夕方から知り合いのお店が作ったおせちを食べながらお酒を飲んで、まったりタイムを過ごしていました。俗に言うダラダラした時間の過ごし方です。おせちをつまんでTVを見たりしていたら新年を迎えました。恐らく1時くらいに寝たんだと思いますが、なぜか朝4時半頃に目覚めてしまいました。奥さんを起こす訳にもいきませんから、冷蔵庫にしまってあったおせちを出し、一人でそれをつまみながらまたビールを飲んでTVを見たりネットの記事を読んだりして時間をつぶしていました。そうこうすると奥さんが起きてきて「早くからゴソゴソしてなかった?」と訊くので「4時半に起きたから、一人でおせちをつまんでた」と言うと、彼女は少し呆れていましたが、正月だからいいんじゃないの、みたいなリアクションをしていました。
その後、朝風呂に入り身支度をし父に新年の挨拶に行きました。といっても父は母屋に住んでいるので大した作業ではないんですが、また家に戻りビールを飲みながらおせちをつまむという無限ループの世界です。お酒も回り少し眠たくなったので、お昼過ぎに少し横になり仮眠をしました。時間にして1時間くらいだったと思います。そうしたらまさかの夢を見たのです。お正月に見る夢、そうです初夢です。ボクはあまり夢を見ないので、お正月早々に夢を見るなんて!起きた時に少し驚きました。
問題は内容です。ご存知の通り初夢と言えば『一富士二鷹三茄子』です。3つ出て来てフルコンボは無理としても、何かひとつでもめでたいアイテムが出て来て欲しいものです。
で、ボクの初夢の内容は、知らないお婆さんの家に呼ばれ、臨終間際のお婆さんの手を摩りながら励ますという、縁起のいいお正月とは、全くもって真逆のシチュエーションでした。しかも起きたら少し涙ぐんでいるボクがいました。何なのこれは!なぜ知らないお婆さんが寝ている家に呼ばれるの?そして布団の中で重篤な状態のお婆さんを、どうしてボクが励ましてるの?しかも手を摩りながら…、
すげぇ怖いんですけど、
よりにもよってお正月に、こんな夢を放り込んでくることないですよね?
ボクなにか悪いことしましたか?
今年なにか悪いことが起きるんですか?

不安だらけの今年の幕開けです。